April 19th, 2013

2013年4月18日詩編を読もう:災いを恐れない(詩編23)牧師:安達均

詩編を読もう, by admin1.

4月18日 詩編を読もう:災いを恐れない  (詩編 23) 
二つの悲しいニュース。月曜のボストンマラソンゴール付近で起こった爆発事件。そしてさらに、昨晩、テキサスの肥料工場でひどい爆発が起こっている。 
一連の爆発が起こっている中で、その中に巻き込まれた方々、そしてご家族のために、祈る。 神の平安、慰めがありますように。
今週、そのような環境の中で、本当に感謝したくなる詩編箇所が、与えられている。読み始めるにあたって、
1) 気になる言葉や句に線をひいたり、メモをとったりする。 
2) 自分にいったい神は何を語られているか。
3) 私たちのコミュニティに何を語りかけているか。 そのようなことを考えながら、例によって3回、声に出して読んでみよう。
詩編23編
1:【賛歌。ダビデの詩。】主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。
2:主はわたしを青草の原に休ませ/憩いの水のほとりに伴い
3:魂を生き返らせてくださる。主は御名にふさわしく/わたしを正しい道に導かれる。
4:死の陰の谷を行くときも/わたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。あなたの鞭、あなたの杖/それがわたしを力づける。
5:わたしを苦しめる者を前にしても/あなたはわたしに食卓を整えてくださる。わたしの頭に香油を注ぎ/わたしの杯を溢れさせてくださる。
6:命のある限り/恵みと慈しみはいつもわたしを追う。主の家にわたしは帰り/生涯、そこにとどまるであろう。
どこに線を引かれただろうか? どのようなメモを書かれたり、どのようなことを考えられただろうか? 
私の場合、今週は、4節が特に迫ってきている。
12年ほど前になるが、911のテロが起こったとき、シカゴの郊外に墜落した旅客機では、次ぎのような状況だったことがわかっているようだ。 
乗客の一人が、電話交換手と話し、ニューヨーク、ワシントンDCで起こっているテロのことを聞いた。そしてほかの乗客と共に、操縦していたテロリストたちと戦うことを決意し、電話の交換手といっしょに祈る。そして、詩編23編4節の「死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない」という言葉を唱えて、犯人たちと格闘。 結果として、飛行機はビルなどに突っ込まないで済んだ。
詩編23編は、1節に書いてあるように、ダビデの詩。 3000年前に生きたダビデの人生のなかで、このような詩が歌われるようになったのだと思う。
しかし、それは、ダビデという一個人だけではなく、とくに、イエス・キリストの死と復活というできごとを、洗礼という形で経験し、さらに、イエス・キリストの体と血をいただいているキリスト者たちに、この4節は特別な意味を持ってくるようになっていると思う。 
十字架の死によって、死を滅ぼされる神、主なるイエス・キリストのことを覚える。 どのような災いをも恐れない、この詩編23編の4節は、現代を生きる私たちにも当てはまる。 
今一度、ボストン、テキサスの爆発になんらかの形で巻き込まれた方々のことを祈る。そして、復活ルーテル教会の中でも、病との闘いや、さまざまな奮闘をされている方々のことも、詩編23:4節の言葉を覚えながら祈る。  

  

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