April 4th, 2013

2013年4月4日詩編を読もう:息あるものはこぞって(詩編150)安達均牧師

詩編を読もう, by admin1.

4月4日 詩編を読もう:息あるものはこぞって  (詩編 150) 牧師:安達 均

復活祭の週に与えられている詩編箇所は150編。 例によって3回、声を出して読んでみたいが、一回読むたびに、次のようなことを考えながら読むことをお勧めしたい。

まず一回目:気になった言葉や句は何か? 線を引いたり丸をつけたりあるいはメモをとる。
そして二回目:この詩編を通して、神はいったい自分に何を語りかけておられるのか?
そして三回目:この詩編を通して、神はいったい復活ルーテル教会(あるいは自分の所属する何かのコミュニティ、例えば家族とか、近所とか)のコミュニティに何を語りかけておられるか? 

1:ハレルヤ。聖所で神を賛美せよ。大空の砦で神を賛美せよ。
2:力強い御業のゆえに神を賛美せよ。大きな御力のゆえに神を賛美せよ。
3:角笛を吹いて神を賛美せよ。琴と竪琴を奏でて神を賛美せよ。
4:太鼓に合わせて踊りながら神を賛美せよ。弦をかき鳴らし笛を吹いて神を賛美せよ。
5:シンバルを鳴らし神を賛美せよ。シンバルを響かせて神を賛美せよ。
6:息あるものはこぞって主を賛美せよ。ハレルヤ。

三回読んでいただけただろうか? どんなメモを残されただろうか? どのようなことを考えられただろうか? 

いくつかのポイントを書いておきたい。 この詩編の箇所、よく読むと、次のような4つの質問に対する答えが書いてある。
1) どこで賛美するか?
2) なぜ賛美するか?
3) どのように賛美するか?
4) だれが賛美するか?
この四つの質問に対する答えに関するようなことを、偏ることなくカバーするようなメモを残されたり、考えた方もいると思う。 それはそれですばらしい。
私の場合は、今朝は、どうも4つ目の質問に関することに集中してしまった。 一回目も二回目もそして、三回目も。 とくに三回目、「息あるものはこぞって」という言葉がせまってきて、考えさせられた。 この世に存在する、呼吸をする、神が創造されたものすべてが皆、主なる神を賛美するように、と勧められてられている。

主が復活された時、イースターの時期にあって、復活されたイエス・キリストは、自分を助けることができなかった女性たち、逃げていってしまった弟子たち、そして3度も自分を否定したペトロに対しても、いっさい文句を言ったり、責めたりすることはされない。 最初に弟子たちに現れたとき「あなたがたに平和があるように。」と言われたことも同時に考えた。 主は、隣人を愛せよ、だけではなく、敵をも愛するようにとも言われていたことも思い出す。 

礼拝で神を賛美する時、それは、私たち気のあった者同志だけで賛美するとか、社会的に似たようなグループに属している人だけで賛美するとか、あるいは、大人だけでとか、子供だけでとか、そのようなある特定の人だけが賛美するのではなく、息あるものはこぞって、賛美する。 そのようなイメージを、とくに今の復活ルーテル教会に与えてくださっているように感じる。 

4月7日の礼拝は、メソジスト教会の方々がいっしょに礼拝に参加してくださることになっている。 子供も来て欲しいし、また、英語をしゃべる方も、いっしょに賛美してくれたらうれしい。また花が置かれたりして、花もいっしょに。。。 復活の主にあって、良き礼拝の時、賛美の時が与えられますように。

主の復活に感謝し、病の中にある方、さまざまな悩みの中にある方のことも覚え、神の導きを祈りつつ。 

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