April 25th, 2013

2013年4月23日詩編を読もう:いつ、何故、賛美?(詩編148)牧師:安達 均

詩編を読もう, by admin1.

4月25日 詩編を読もう:いつ、なぜ、賛美? (詩編 148) 牧師:安達 均

昨晩は、またアラバマ州で爆発が起こっているようだ。現時点では事故が事件かわからない。 先週のボストンやテキサスに続いて、またか。。。 また数日前に中国四川州で大きな地震が起こっている。アメリカ中西部では洪水が各地で起こっている。 さまざまな痛みにある方々を覚えつつ。
与えられた詩編148編を、3回、声に出して読んでみよう。 
詩編 / 148編
1: ハレルヤ。天において主を賛美せよ。高い天で主を賛美せよ。
2:御使いらよ、こぞって主を賛美せよ。主の万軍よ、こぞって主を賛美せよ。
3:日よ、月よ主を賛美せよ。輝く星よ主を賛美せよ。
4:天の天よ/天の上にある水よ主を賛美せよ。
5:主の御名を賛美せよ。主は命じられ、すべてのものは創造された。
6:主はそれらを世々限りなく立て/越ええない掟を与えられた。
7:地において主を賛美せよ。海に住む竜よ、深淵よ
8:火よ、雹よ、雪よ、霧よ/御言葉を成し遂げる嵐よ
9:山々よ、すべての丘よ/実を結ぶ木よ、杉の林よ
10:野の獣よ、すべての家畜よ/地を這うものよ、翼ある鳥よ
11:地上の王よ、諸国の民よ/君主よ、地上の支配者よ
12:若者よ、おとめよ/老人よ、幼子よ。
13:主の御名を賛美せよ。主の御名はひとり高く/威光は天地に満ちている。
14:主は御自分の民の角を高く上げてくださる。それは主の慈しみに生きるすべての人の栄誉。主に近くある民、イスラエルの子らよ。ハレルヤ。
どんなことを思われているだろうか? 世の中で起こっているさまざまな出来事に巻き込まれている方々、また復活ルーテル教会の兄弟姉妹、特にキモセラピーを続けておられる方々、を思う時、この詩編に書かれているように、「天のものも地のものも、みな主を賛美せよ。」と、大きな声で手をたたきながら讃美歌を歌う気持ちには、なりにくい。 「このような時に、なぜ、賛美するの?」という疑問が沸いてこないでもない。 
この詩編148編には、「どこで、だれが、主を賛美するか?」 というような質問に対する答えは書かれているが、「いつ賛美するか?」ということが書かれていない。 いつ?という質問をされると、テサロニケの信徒への手紙第一の5章のなかに、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」と書かれていたことを思い出す。 聖パウロが残した、このテサロニケの信徒への言葉をかみしめよう。
もうひとつの質問、「なんで主を賛美するの?」ということに関しては、上記の詩編148編の5節、6節の言葉、「主は命じられ、すべてのものは創造された、、、越ええない掟を与えられた。」という言葉に注目したい。
主が天のものも地のものも、すべてを創造してくださって、さらに、「掟」をくださったことをしっかり覚えたい。 主がくださった「掟」という言葉、4月28日の日曜日に与えられている福音書箇所は、ヨハネ13章31節から35節。 その中の34節、「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」を覚えたい。
旧約聖書を含めて聖書全体にさざざまな掟が書かれているが、主イエス・キリストは、「主を愛することと、互いに愛すること。」を最も重要な掟とされている。 また、主イエス・キリストが言われたことからして、この掟がすべての掟を包括している。 
主イエス・キリストが十字架に架けられ死にて葬られても、復活して、十字架に架けてしまったような人々、加担した人々も含め、赦してくださり、主が私たち人間を愛し、大切にしてくださっていることを示された。 私たちもその赦された民として、神を愛し、また、神が創造してくださっている天にあるもの地にあるものすべてを愛し、互いに大切にする存在となるように、主が掟をくださっている。 
たとえ、おひとりおひとりが今、どのような気持ちになっておられようが、これらの言葉をかみしめて、詩編148編ももう一度読みかえしてみよう。 日曜日には、元気に復活ルーテル教会の礼拝に加わり、そして、大きな声で讃美歌を歌い、神が創造されたものすべてを大切にし、互いに大切にしあう民、「掟」に従う民とされますように。
 

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