May 30th, 2013

2013年5月30日詩編を読もう:全地よ賛美し礼拝せよ(詩編96:1-9)牧師:安達均

詩編を読もう, by admin1.

詩編5月30日 詩編を読もう:全地よ賛美し礼拝せよ (詩編 96:1-9) 牧師:安達均
復活ルーテル教会日本語部は6月2日と23日の日曜の礼拝は10時の礼拝に参加して合同礼拝を守る。 ちなみに9日、17日、30日は通常通り11時半から日本語礼拝を守るし、7月8月もすべての日曜、日本語礼拝が持たれる予定。今週後半に与えられた詩編96編1節から9節を通して、復活ルーテル教会の日本語部に連なる民に、主は何を語られているのだろうか? まずは、与えられた箇所を3回、読んでみよう。

詩編 96編
1:新しい歌を主に向かって歌え。全地よ、主に向かって歌え。
2:主に向かって歌い、御名をたたえよ。日から日へ、御救いの良い知らせを告げよ。
3:国々に主の栄光を語り伝えよ/諸国の民にその驚くべき御業を。
4:大いなる主、大いに賛美される主/神々を超えて、最も畏るべき方。
5:諸国の民の神々はすべてむなしい。主は天を造られ
6:御前には栄光と輝きがあり/聖所には力と光輝がある。
7:諸国の民よ、こぞって主に帰せよ/栄光と力を主に帰せよ。
8:御名の栄光を主に帰せよ。供え物を携えて神の庭に入り
9:聖なる輝きに満ちる主にひれ伏せ。全地よ、御前におののけ。

3節ごとに、思いつくままに、ポイントと思われることを書いていきたい。
1-3節:「全地よ主を賛美せよ」 まず、全世界の人々全員が主を賛美するようにと勧めている。 全地、つまり国籍、言語、世代を超えて、この地球上の民すべて、新しい歌を主に向かって歌い、主の御名を讃え、賛美するように。 すべての民に毎日働いている、驚くべき主の御救いの御業を、そして主の栄光を語り伝え、すべての民が主を賛美するように。
4-6節:「主は天をも造られた」 1-3節と6-9節にはさまれた4-6節は、なぜ全地の民が同じ主を賛美し礼拝するか、その決定的な理由が書かれている。それは、主が地上に存在するものすべて、さまざまな植物、動物、人間、自然を造られただけではなく、この地を覆っている天をも造られた。(先週与えられていた詩編8編もおおいに参考になる。)それぞれの国や地方なりに、神を解釈して、結局はこの地に神々がいるということになってしまっているが、その神々を超えて、栄光なるお方、天をも造られた輝ける主が存在している。 
7-9節:「全地よ主を礼拝せよ」 だから、世界中のすべての民は、その神々を超えて存在しておられる主に、最終的におちつくように。そして、その主のおられる礼拝堂に、供え物を持って入り、そして輝ける主にひれ伏し、礼拝するように。 
さて、最所に書いた質問に戻りたい。この96編は何を今の私たち、特に復活ルーテル教会日本語部に連なる者たちに語っているのだろう。 カリフォルニアは、19世紀半ばまではメキシコだった。 それより前は、さまざまな民族のアメリカ原住民が点々と住んでいたところ。そして、今は、世界中のいろいろなところで生まれた方々がさらに移住してきている。 アフリカから、中東から、南米から、アジア太平洋の国々から、ヨーロッパから、また、もちろんアメリカ原住民の子孫の方々もいれば、アメリカ国内の他州から引っ越してこられた方々も。 
復活ルーテル教会は、アメリカ福音ルーテル教会のパシフィカ教区に属するが、南カリフォルニアに位置するパシフィカ教区だけで、15の言語を使って、礼拝している。日本語部はその15言語で礼拝しているグループのひとつ。 アメリカ福音ルーテル教会も、さまざまなキリスト教宗派の中の、ただひとつの存在。
6月は英語部との合同礼拝が2回行われることになっているが、合同礼拝に参加する中で、この詩編96編に書かれた、全地のすべての民が、主に向かって新しい歌を歌って、天をも造られた主を賛美し礼拝するということを覚えたい。
繰り返すが、日本語部は、復活ルーテル教会の一部であり、復活ルーテル教会はアメリカ福音ルーテル教会パシフィカ教区でさまざまな言語で礼拝している教区の一部であり、アメリカ福音ルーテル教会も、さまざまな宗派を含む、もっともっと大きなキリスト教会の一部である。 
また、1節一番最初に書かれた「新しい歌」という言葉、自分たちの育った文化の中では経験してこなかった、あまりなじみのない新しい歌を歌うことになると思うが、主にひれ伏す思いで、賛美し礼拝できますように。 
復活ルーテル教会の中には、日本語部英語部を問わず、さまざまな病と闘っておられる方々がいる。その方々のことも覚えて祈りつつ、賛美し礼拝する時が持たれますように。  

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