July 4th, 2013

2013年7月4日詩編を読もう:神の永遠の支配(詩編66:1-9) 牧師 安達均

詩編を読もう, by admin1.

7月4日 詩編を読もう:神の永遠の支配 (詩編66:1-9) 

今週読む詩編は66編。いつも3回読むことを勧めているが、必ずしも、続けて3回読まなくてもかまわない。 一月に一回配っている聖書日課では、詩編66編は今週の木曜から日曜まで4日間に亘って読むことになっている。だから、聖書日課に沿って読んでいる方は、数日に亘って他の聖書箇所との関連の中で読むということもお勧めしたい。といっても、聖書日課に載っている箇所を全部読んでいる時間が無いという方は、少なくとも6日の土曜に読むルカ福音書9章1-9節や、7日の聖日に読むことになっている同じくルカ、10章1-11節、16-20節だけでも読まれると良いと思う。    

詩編 66 編
1:【指揮者によって。歌。賛歌。】全地よ、神に向かって喜びの叫びをあげよ。
2:御名の栄光をほめ歌え。栄光に賛美を添えよ。
3:神に向かって歌え/「御業はいかに恐るべきものでしょう。御力は強く、敵はあなたに服します。
4:全地はあなたに向かってひれ伏し/あなたをほめ歌い/御名をほめ歌います」と。〔セラ
5:来て、神の御業を仰げ/人の子らになされた恐るべき御業を。
6:神は海を変えて乾いた地とされた。人は大河であったところを歩いて渡った。それゆえ、我らは神を喜び祝った。
7:神はとこしえに力強く支配し/御目は国々を見渡す。背く者は驕ることを許されない。〔セラ
8:諸国の民よ、我らの神を祝し/賛美の歌声を響かせよ。
9:神は我らの魂に命を得させてくださる。我らの足がよろめくのを許されない。

上記の1節から9節の構成を簡単に書いておきたい。
1-4節は賛美への招きと内容: 1-2節で、すべて神によって創造された地球上のすべてが、神を賛美するようにと勧めており、3-4節には、賛歌のポイントが具体的に書かれている。
5-9節は三つの賛美する理由:5-6節に神の過去の御業、イスラエルの民が紅海もヨルダン川も渡ることができたこと。7節で神がすべての国々を含め永遠に支配されていること。8-9節ではさらなる賛美への招きの言葉と、神が「我ら」つまり全人類に命を与え、しっかり歩むことができるようにしてくださっていること。 

冒頭で、ルカ9-10章の一部をいっしょに読むようにお勧めした。イエスが天に上げられるエルサレムへの旅の途中、12人の使徒たちを派遣する箇所と、さらに72人の弟子たちを派遣する箇所。 ルカが伝えている二回の派遣の最大のポイントは、「神の王国」の宣教だった。つまり神が王で支配されるということ。 
「神の支配」ということは、与えられた詩編66編の7節でも詠われている。ただ、ここで注意したいのは、神の支配の仕方。 神は人間を奴隷のように支配したいと思っているわけではない。 神は人間をこよなく愛している。それゆえ、実際にエジプトで奴隷だったイスラエルの民に、たいへんな御業を見せてくださった。 6節に描写されているように、紅海の水を両方に分け、民が渡れるようにしてくださるという奇跡を見せてくださった。 しかし、そのようなことだけではない。 9節に描かれていることは、21世紀を生きる私たちにもあてはまる。さまざまな誘惑に弱い私たち人間に、神が「そっちじゃないよ、こっちだよ。」といってよろめかないで歩むように指し示してくださっているようなところがある。

何を指し示してくださっているのだろうか? 私は世界中のあらゆるところにさらに建てられ続け、またいろいろなところにますます掲げられ続ける、あるいは人々の心に刻まれている「十字架」だと思っている。ある意味、死刑に使われていた道具である十字架が世界中にここまで広がってきているのも奇跡的なこと。 イエスの死と復活の十字架を思うとき、わたしたちは、よろめかないで主の道を歩める。たとえこの世の肉体的な死が訪れようが、わたしたちは、主イエスの愛に与り、永遠に主とともに歩むことができる。
7日の日曜は、10時の礼拝で10歳の女の子と8歳の双子の男の子への洗礼式がある。また14日の日曜には、まだ生まれて1ヶ月の男の子への洗礼式もある予定。 洗礼によって刻印された者には、新しいしるしとして、十字架がしるされる。 

Back Top

Comments are closed.