September 4th, 2014

2014年9月4日 詩編を読もう: 詩編作者と共に祈る (詩編119:65-72)

詩編を読もう, by admin1.

今週は詩編119編65-72節を読む。詩編119編はヘブル語のいろはがるたのような詩をならべたもの。22文字あるヘブル語アルファベットの各文字ではじまる22の詩が集められている。65節はヘブル語の”t”の文字ではじまる言葉が最初に位置されている歌。もちろん日本語に訳されているので、”t”の文字ではじまっている言葉かどうかはわからない。しかし、新共同訳の聖書をみると(テト)と65節の前に書いてある。これはヘブル語のアルファベット文字の”t”に相当する文字をカタカナで表記している。さて前置きはそれくらいにして、いつものように気になる言葉や節は何かを挙げる。次に、詩編の作者の気持ちになってどのようなことを詠っているか、よく考える。そして神はこの詩編箇所を通して何を語りかけているか思いを巡らせて行きたい。

詩編119編 
(テト)
65:主よ、あなたの御言葉のとおり/あなたの僕に恵み深くお計らいください。
66:確かな判断力と知識をもつように/わたしを教えてください。わたしはあなたの戒めを信じています。
67:わたしは迷い出て、ついに卑しめられました。今からは、あなたの仰せを守らせてください。
68:あなたは善なる方、すべてを善とする方。あなたの掟を教えてください。
69:傲慢な者は偽りの薬を塗ろうとしますが/わたしは心を尽くしてあなたの命令を守ります。
70:彼らの心は脂肪に閉ざされています。わたしはあなたの律法を楽しみとします。
71:卑しめられたのはわたしのために良いことでした。わたしはあなたの掟を学ぶようになりました。
72:あなたの口から出る律法はわたしにとって/幾千の金銀にまさる恵みです。

気になった節や言葉はどこだろう? 67節にある「ついに卑しめられました。」という言葉と71節にある「卑しめられたのはわたしのために良いことでした。」

詩編作者の立場を思って、今週の詩編を読んでいきたい。全体的には、とてもわかりやすい言葉で表現されており、すんなり読める詩である。詩編は詩編作者の祈りであり、また詩編にくみこまれている歌であるので、この言葉をシナゴーグにあつまったユダヤ教徒たちが礼拝の中で皆で祈り詠うようになったと想像する。この詩編個所、すんなり読めるとは書いたが、詩編作者の人生は、決して「すんなり」したものではなく、山あり谷ありの信仰の旅路を歩んだことだろう。さて一節一節を振り返りたい。 主の御前にへりくだって、あなたの僕である私を恵み深く計らってください(65節)。と詠いはじめ、あなたの戒めに従う判断力や知識を持ち合わせていなかった自分に、ぜひあなたの判断力や知識を教えてください。あなたの戒めを信じています(66節)。  私はあなたの戒めに従わず迷いの人生を歩んでいたため、ついに卑しめられましたが、今からはあなたの戒めに従います(67節—詩編作者は人々から非難されたりしたのだろう)。あなたはすべて善なる方で、すべてを善に変えられる方なので、あなたの掟を教えてください(68節)。あなたの掟を学ばずに傲慢に生きている者はうわべだけを繕おうとするが、私は心からあなたの掟、命令を守ります(69節)。その傲慢な者たちはあなたに心を開いていないが、わたしは心をあなたに開き、あなたの法を楽しみにします(70節)。卑しめられたおかげで、あなたの掟を学ぶようになりました(71節)。あなたが語る律法は、どんな財宝にもまさる恵みです(72節)。 

この詩編を通して、主なる神は現代の私たちに何を教えてくださっているのだろうか? 上記には、新共同訳聖書に用いられた「卑しめられた」という言葉をそのまま使って書いてきたが、卑しめるという言場、どう解釈したら良いか考える時、7日の日曜に与えられた福音書個所(マタイ18:15-20)にその答があるように思った。福音書からキーワードを二つ挙げるとすると「忠告」と「祈り」なのだと思う。 兄弟姉妹から受ける忠告と兄弟姉妹が集まって、心を一つにしていっしょに「祈る」ことの大切さがある。 「卑しめられた」とあったが、周辺の信仰者から「忠告を受けた」という言葉がピンと来るように思う。 そして、現代を生きるキリスト信仰者たちも、もし主の道からはずれて生きているような場合は、兄弟姉妹間で、忠告しあうことの重要性を教えられているように思う。 また、忠告しただけで終わるのではなく、この詩編作者が詩編に残して、信仰者たちが集まった場で、皆で詠い祈ることが行なわれていたように、現代の兄弟姉妹たちも、いっしょに主に感謝して祈ることの大切さがある。もし兄弟姉妹が集まる機会がすぐに得られないような場合は、2500年以上前に生きた詩編作者たちが残してくれた、詩編を読み、時を越えて詩編作者と心を一つにして読むように心がけることもすばらしいことだと思う。アーメン 
安達均

Back Top

Comments are closed.