今週は90編9節から16節を読もう。いつものように、気になる言葉、あるいはインパクトのあった言葉や節は何かを挙げる。次に、詩編の作者の気持ちになってどのようなことを詠っているか、よく考える。そして神は、現代の私たちに、この詩編を通して何を語っているのか、思いを巡らせよう。
詩編90編
9:あなたは主を避けどころとし/いと高き神を宿るところとした。
10:あなたには災難もふりかかることがなく/天幕には疫病も触れることがない。
11:主はあなたのために、御使いに命じて/あなたの道のどこにおいても守らせてくださる。
12:彼らはあなたをその手にのせて運び/足が石に当たらないように守る。
13:あなたは獅子と毒蛇を踏みにじり/獅子の子と大蛇を踏んで行く。
14:「彼はわたしを慕う者だから/彼を災いから逃れさせよう。わたしの名を知る者だから、彼を高く上げよう。
15:彼がわたしを呼び求めるとき、彼に答え/苦難の襲うとき、彼と共にいて助け/彼に名誉を与えよう。
16:生涯、彼を満ち足らせ/わたしの救いを彼に見せよう。」
出張中のため、牧師のコメントは、以下ごく簡潔にまとめます。
インパクトのある言葉: 9節の「あなたは主をさけどころとし、いと高き神を宿るところとした。」
詩編作者の気持ちを思うと、ダビデが、また後の神の子イエスが現われることも預言を受けていたのだろうかと思う。ダビデ(そして後のイエスも)徹底的に主を避けどころとして、生きるがゆえ、どんな困難をも、神によって、通り抜けていくことができた(できる)。
観想: 神は現代の私たちに、徹底的に主に頼って、つまり、神/そのひとり子・イエスに在る信仰を持って、今の世も生きるように、導いている。 かといって、どんな無茶なことをしても、だいじょうぶという意味ではない。 あえていうなら、信仰をもって生きるなかで、どんな困難に遭遇することがあったとしても、だいじょうぶということ。 アーメン 安達均